2013-07-27

9 hours ナインアワーズ に泊まって来ました。


前々から泊まってみたいと思っていた京都の「9 hours(ナインアワーズ)」に泊まって来ました。
結論から言うとあれは近未来エンターテインメントです。

インテリアやサイン全般を手がけたのは柴田文江、第一線で活躍する女性のデザイナーです。
日本のプロダクトデザイナーらしく、潔白で汚れのないデザインです。

とは言え、形式としてはカプセルホテル。初体験です。

まずはチェックイン。
靴を下駄箱に入れて下駄箱の鍵をフロントに渡すところから始まります。

記名諸々手続きをした後、シューズボックスのキーと引き換えに3桁の番号の書いてあるキーを受け取ります。
これが全てです。


フロントを過ぎるとエレベーターがあり、ここから男性と女性はフロアはもちろん、エレベーターから分けられます。
女性にとっても安心安全を念頭にしたつくりです。

はじめに向かうはロッカールーム。
男性の場合は8Fにあります。
床も壁も真っ白。


フロントで受け取ったキーナンバーのロッカーを探し、手荷物や着ているものなど、プライベートが確保されるスペースはここだけです。


大きさは一泊なら充分、冬だとコートなどはかさばるだろうという大きさです。
スーツケース等大きい荷物はフロントで預かってくれるそうです。
中にはタオルや館内で着用するルームウェア、歯磨きセットなど一式が入っています。


そこに荷物と服を放り込み、直結するシャワールームへ。


シャワールームは個室になっていて、一応リラックスはできます。
もっとリラックスを求めるなら、シャワールームの奥に大型のバスタブがあり、足を伸ばして湯船に浸かることも可能です、ただしここは共用。


トイレは各階にあり、全個室でゆったりとして清潔です。

さっぱり汗を流した後はルームウェアに着替え、階下のスリーピングハブへ。
ここが醍醐味でもある「スリーピングポッド」です。


暗闇にぼんやりと光るポッドが上段下段に分けれ整然と並ぶ寝室は、近未来の映画のような光景です。
ちょっとワクワク!
ルームナンバーと同じポッドを見つけ、いざ中へ。


カプセルとは言え、角のない部屋で意外に中はゆったり。
座っても頭が当たることはありません。
空調も快適です。
もちろん扉はなく、厚めのロールカーテンを閉めると遮音が効いて、意外に静かです。

私の場合、鍵とiPhoneだけ持ってベッドに潜り込みましたが、それ以上を置くスペースは無さそうです。
ヘッドボードには寝室環境システムが配備されています。
目覚ましや、充電につかえるコンセントもひとつついています。
目覚ましをセットするとポッド内の明かりが徐々に暗くなり、心地よく眠りにつけるようになっています。
もちろん目覚ましは音がなるわけではなく、照度の明るい照明で目覚めさせるシステムです。
朝になってもハブの中は暗いままで、自分のポッドの中だけが明るくなります。


ポッドを出て自分のロッカーへ移動し、身支度をしてチェックアウトします。


ミニマムの追加料金でオプションがたくさん用意されていて、京都の街散策にも使えるレンタルサイクルまで用意されています。
リピートにはいいアイデアかも。

テレビを見ながら寝たり、眠る直前までビールを飲んでいられるようなビジネスホテル環境ではありませんが、必要十分のシステムで、価格もオトク、24時間いつでもチェックイン可能、デザインも清潔で心地いい時間を過ごすことができます。

一人旅や出張にもオススメです。

nine hours
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

facebook