2010-03-24

カリキュレーターに不意におもふ。

計算機ってあるでしょ。
あれについて不意におもふワケです。不意に。

日本で著名なプロダクト系デザイナーがデザインした計算機、あるじゃない?
樹脂形成の型の後や継ぎ目が美しく処理され、角は取れ、体裁を揃え、無駄を削ぎ、色を整えられ、「どう?」みたいな顔してるのある じゃない?
日本の技術ってスゴイ!って思うと同時に、継ぎ目にまでこだわって「継ぎ目がないからこれにしよ」って計算機選んで使っている人、多い のかな?っておもふワケです。

うちのフロアに、デスクトップコンピューターのキーボードのようなストロークの長いテンキーと、字光式で緑色に光るエレクトリカルなデジタル文字盤、勿論電池じゃなくてACアダプターでしか動かない、弁当箱のようにデカイ計算機を愛用している方がいます。
大きさ的にも、パワーソース的にも、持ち運びできないし、関数電卓でもないし、第一古い。
だけどそれが、その人のスタイルになってて、その方も「これで計算しないと、間違う」って言って、買い替える気配は一向に無い。
でもさ、これもこだわりじゃない?

「これだけは、ここだけはクリアしないとダメで しょ?」っていうデザイナー側のこだわりは、意外にも選ぶ側、使う側には響いてないのかもなっておもふワケです。
身の回りの道具は美しくあるべきっていう供給側と、それを使う需要側が、すれ違うって現象なのかな。

計算機マテリアルデザイン入門 (大阪大学新世紀レクチャー)
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編集:笠井 秀明 , 他
参考価格:¥2,625
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